塩コンのブログ

雑念を記しておくところ。

おいでよ尼崎、よいとこ尼崎

※この記事は苫小牧高専 Advent Calendar 2020 - Adventar 6日目の記事です。

自己紹介

みなさんこんにちは。塩コンブ(@shiocon_y)です。
苫小牧高専専攻科を2018年に修了したOBです。本科は電気電子でした。
現在は大企業にこき使われながら衛星通信機器の製造をしています。子会社はつらいよ。
今日は僕が今住んでいる兵庫県尼崎市について少しお話しします。

そもそも尼崎とは?

兵庫県の南東の端、大阪湾に面していて、大阪府と接しています。
JR大阪駅(阪急/阪神梅田駅)までは電車で10分から15分くらい、生活には困りません。
近くには伊丹空港もあり、たまに飛行機が見えます。また海沿いは工業地帯になっています。
雰囲気といい、香りといい、かなり苫小牧に近いものを感じます。

尼崎という選択

ところで苫小牧高専を卒業/修了してすぐ就職する人は、ほぼ間違いなく北海道に残るか、東京に行くかの選択をするかと思いますが、僕の場合、「人と同じところに行くのは嫌だ」という天邪鬼精神が炸裂し、望んで尼崎に来ました。
前評判もあるので、正直怖さがありましたが、来てみてすんなり馴染むことができました。
こっちにきてそろそろ3年になろうとしていますが、いいとこ悪いところが見えてきたので、まとめてみます。


〜尼崎に住むメリット〜

大阪がめっちゃ近い、神戸が割と近い、京都はそれなりに近い

いきなり何言ってんのって感じですが、これに尽きます。そもそも近畿がコンパクトです。北海道にいたから余計に感じるのかもしれませんが、死ぬほどコンパクトです。大阪は言った通りだし、神戸は30分、京都は1時間あればいけます。何というコンパクトさ。東京にいる人には○○まで××分で行けるよ、そもそも都内にあるよ、とか言われるかもしれませんが、東京に京都はあるのか?って話ですよ。こんなにいいことはない。
しかもJRでも阪急でも阪神でも、どんな電車に乗ってもいける。これは素晴らしい。

大阪ではない

上のは尼崎のメリットか?と言われるとそうでもないですが、これこそ尼崎のメリットです。人の多い大阪ではないのです。
大阪の中心部はガチャガチャしてるし、北部南部は地の利が良くない。その点尼崎は人が多くないし、北部は割と静かだし、多少喧騒からは離れている。とても住みよい。

市内ほぼ全域がチャリ圏内

尼崎はそもそも面積が小さいです。苫小牧の1/10もありません。そのため市内のほとんどが自転車(もしくは原付)で移動できます。役所に行くとか病院に行くとかイベントホールに行くとか、市内で用を足す時は電車も要りません。なので、街中を自転車乗ったおばちゃんが爆走してます。



とまあこんな感じでメリットがあるのですが、デメリットもいくつかあります。


〜尼崎に住むデメリット〜

南部の治安が悪い

そもそも尼崎は「治安の悪い街」というイメージがあるかと思いますが、概ねその通りです。しかしここ最近は治安を良くしようと色々動いているようで、市の北部はかなり改善されており、人口も増えつつあります。一方で南部は年に数回ドンパチ騒ぎを起こしてみたりなんだりと、話題に事欠きません。僕が住むところは北部なので安心して生活できています。

南北の移動が割とめんどくさい

メリットの中で移動がチャリ圏内というお話はしましたが、端から端まで自転車で移動しようとするとやはりそれなりに時間も体力も使うため億劫です。その上、尼崎が南北に長い形をしている割に、阪急、JR、国道、阪神と全て東西に横断する形で走っているため、南北の移動は気合が要ります。しかし、埋め合わせるかのようにバスがそこそこ走っているので、そこまでのデメリットではないかもしれません。

尼崎城がしょぼい

尼崎城はしょぼい。ほんと。最近復元したのに、謎のしょぼさ。大きめの一軒家。



以上が僕の思う尼崎です。「都心はうるさくて住みたくないけど、でも都心に憧れはある。日常のたまのスリルはむしろ歓迎。」みたいな人にはうってつけの街なのではないでしょうか。
僕自身もまだまだ見つけられていない魅力はいっぱいあると思うので、見つけたらまたまとめようかなと思います。



苫小牧高専 Advent Calendar 2020、次の担当はしももくんです。良き後輩で、元バンドメンバー。最近は彼女のことしか頭にないようで浮かれ気味(?)だけど、楽しそうで何より。僕も負けず彼女といちゃいちゃします。


おわり。

12月の頭だけど1年を振り返ることにした。(上半期)

Twitterで「#12月になったのでいいねの数だけ一年の思い出を振り返る」というタグがちょっと流行っていたので、あえてブログで書くことにした。

 

なお、自分で覚えていないことが多いのでTwitterで自分のツイートを探りながら書くことにする。

 

ツイートの表示が多いので、通信容量注意。

 

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「小学校を超える」ということ。

※この記事は苫小牧高専アドベントカレンダー2017 9日目の記事です。

 

なんとなくこのカレンダーの存在は知っていましたが、今年は乗っかってみることにしました。塩コンブ(@shiocon_y)です。

 

高専生らしく技術ネタを書かれている方もいるみたいですが、ワシはそんな技術力を持ち合わせていないので、専攻科まで来たワシが何を高専で学べたかを書こうと思います。当初は懐古厨する予定でしたが、そうでもなくなったのでご了承を。

 

専攻科生という生き物はとても不思議です。世の中にたぶん数百人しかいません。絶滅危惧種です。高専を凝縮したものでもあります。でもワシはレアもの、珍しいものが好きだったので専攻科生になりました。

 

そんなワシが今までの高専生活で学べたこと。

 

1.文章を書くこと

小学・中学と、国語のテストであるような「40文字以内で書きなさい」以上の文章を書くことが嫌いでした。小5末で提出予定のパーソナル新聞はいまだに提出していません。

でも、今となっては1200字くらいならパパッと書けます。

一番影響してるのは実験レポートだと思います。考察だけで平均1800文字程度を書かなければいけないので、嫌が応にも文章を書くことになります。

 

ここでポイントなのは「どれだけ長く一文を書けるか」ということです。

 

レポートは正直だるいです。しかも考察ページが少なかったり、空白が多かったりすると先生にいちゃもんを付けられます。そこで編み出したのが「一文を長く書くこと」でした。

もちろん、一文を長く書くと読みにくくなります。でもできるだけ長く書いてページを埋めました。

するとどうでしょう、考察のページはみるみる埋まっていきました。紙が字で真っ黒になりました。嬉しいですね。

いいことはこれだけではありません。先生の読む気を削ぐことができたのです。レポートなのにそんなことをしてもいいのか、と言われるでしょうが受理のためには手段を選びません。(それでも添削してくれた一部先生方には多大な感謝を。)

 

ただ、自分で一文が長いことは重々承知でした。自分でも読みにくいことが多々ありました。でも今はこの経験が反面教師になって、できるだけ短く・簡潔な文章を書くことの心がけになっています。

 

2.自分は常に勉強中である、ということ

これは専攻科生になってから特に実感していることですが、世の中は自分が勉強してきた専門の知識・技術だけでは成り立っていません。神よろしく八百万の知識・技術があってこその世の中です。

 

専攻科では自分が専門としてきた分野以外の授業・実験もあります。それをやる中で、自分がどれだけ専門(電気電子)にうぬぼれてきたのか、どれだけ自分の知らない世界があるのかを実感しました。

もちろん、世の中のすべてを知ることはできません。葛葉紘汰や檀黎斗のように神にでもならない限り不可能です。でも、知ろうと努力し少しずつ蓄えることはいくらでもできます。それが勉強です。

 

世の中を知ろうとすることが勉強なので,学校の図書館に行って、タイトルがいい感じの本を片っ端から読むこと、Wikipediaのおまかせ表示機能でテキトーな記事を読むことも勉強です。

字を見ることだけが勉強でもありません。仕事をしない上司の使い方を考えること、自分のタスク管理の甘さで一大事を起こすこと、初対面の女性と何も話せずいい機会を逃す(!)こと、これも勉強です。

 

自分自身、もう少しこのことを早く気づいていれば良かったと後悔しています。

でも気づけただけ良かったとも思っています。恐らく自分が人間としていい感じになるための重要なことです。

 

終わりに

この記事のタイトルは、「小学校を超える」ということ、でした。高専専攻科まで居れば7年、人によってはそれ以上ですが、小学校の6年を超えているわけです。

本科で卒業しても5年と、いずれにせよ長い年数を過ごすことになります。

一つの場所で長く生活したものの、その中で得られたものにちゃんと気づいていない人が僕の周りに多くいる気がするので、僕の一例としてこの記事を書きました。

 

高専に入りたい人、在学中の人、卒業した人、誰がこの記事を見ているかはわかりませんが、自分が得られたものは何なのかを考える一つの機会になればと思います。

 

明日は中学からの先輩でもある、将軍さん(@park_shogun)の記事です。お体お大事に。

開設したものの

長めのことを書きたいときはfacebookに、短いことはTwitterにと分けているので、実はあまり書くことがなさそう。

 

なんか備忘録とか気になったこととか思うこととか、なんとなく140文字以上になりそうなものはここで書くことにする。

 

↑という文章が140文字に達していないのでどうなることやら。